TANAKA 1789
X
CHARTIER

BLEND 001
VINTAGE 2018

生詰 純米酒

日本酒界では初となるこの新しいブレンド酒は独創的でナチュラルかつフレッシュな酸味があります。その特徴は味蕾を呼び覚まし、世界最高峰の白ワインの上品さや年代を彷彿させます。
シャルティエはシャルティエスタイルで醸造された田中酒造店の純米酒をブレンドし、最適な調和(ハーモニー)を奏でる、独創的な2018年ヴィンテージ酒を造り出しました。完成したアロマ高いこの日本酒は一口飲んだ瞬間に口の中で弾け、フレーバーが調和するのです。
香り
アニシード、フレッシュバジル
味わい
濃厚で深く、ふくよか、クリーミー、終盤には生き生きとした味わい
風味
ピーチ、パイナップル、ココナッツ、アーモンドミルク
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酒造工程に変革をもたらした10のステップ

お米は酒造りにおける主要原料です。地元のお米品種を使用することが、この日本酒のシグネチャー(特徴)・独自性を生み出しています。酸味や香りを増大させる『蔵の華』の他、名高い『トヨニシキ』が使われています。

Tanaka1789は、精米歩合の異なる日本酒をさまざまな比率でブレンドすることで、より複雑な風味と構造を生み出すと考えています。このことから、精米歩合を変えて数種類の酒を仕込んでおり、ブレンド001の精米歩合は、40%及び60%となっている。

高い糖化力、繊細かつ密度の高い高品質な日本酒製造に麹は非常に重要な機能を有します。今回私達は吟醸酒に多用される突き破精麹の製法を用いつつ総破精型に製造、風味の付加を行いました。

酒母工程は、私たちの手造り酒における中心的要素です。Tanaka 1789 × Chartierの日本酒は手間と時間を惜しまない、田中酒造店の蔵人の技術に信頼を置いています。そのため私たちは生酛造りと山廃仕込みのみを起用。

酵母は日本酒に味とアロマ要素を与えます。Blend001では3種の酵母を使用。昔ながらの協会7号と6号は濃厚さ(フルボディ)を与えると同時に程よく口の中に味の余韻を残します。そこに加え、宮城B3号は田中酒造店が拠点を置く宮城のアイデンティティーを引き立たせ、しっかりした後味を与えています。

醸造酒の発酵行程に於いて重要とされる発酵時の温度。TANAKA 1789 X CHARTIERでは長期低温発酵(約30日、8~12℃)を用い繊細かつ密度の高い日本酒を完成させています。

TANAKA 1789 X CHARTIERは低温(58度)で一度のみ火入れを行います。この手法を用いることで、出荷時製品の質や安定性を担保しながら、香味(アロマ)の損失を防ぐことができるのです。このような背景からも生酒が日本でしか手に入らない理由がうかがえます。

この革新的なステップ導入はフランソワ・シャルティエによって考案されました。シャルティエは、これまで最高峰のワイン、シャンパン、ウィスキー、シェリー酒、ポートワインで用いられてきたブレンド手法と同様、自身が生み出したアロマティックサイエンスとこれまで培った知識を活かし、ベスト(最高峰)とベスト(最高峰)をブレンドして完成させています。田中酒造店の11種ある日本酒や異なる米の種類から選び抜き、精米歩合や麹の種類を選定することで他には無い日本酒を造っています。レシピや化学式は存在しないため毎年違うお酒が出来上がります。TANAKA 1789 X CHARTIERではヴィンテージが、立役者なのです。

TANAKA 1789 X CHARTIER は1年以上タンクで熟成させています。お酒は生きた製品です。そのため、ブレンディング後日本酒は持つ全ての複雑さを引き出すため寝かせる必要があるのです。

上記9つの理由(そして伝統・技術・水・圧力のかけ方・ろ過方法など様々)によりTANAKA 1789 X CHARTIERは瓶熟成のポテンシャルを秘めたお酒となっています。酸味・口当たり・旨味、これら全てがとゆっくりと進化し続けほのかなナッツやソトロンの香りを生み出します。

日本酒について

日本酒とは
日本酒は米を発酵させてできる飲料で、蒸留酒ではありません。酒造工程はウィスキーやコニャックとは違い、ワインやビール造りに似ています。
アルコール度数
多くの日本酒のアルコール含有量は約14%~18%です。
(ワインの平均は約14%、ベルモット酒は約16%)
飲み頃温度
日本酒の種類や状況に応じて適温は異なります。TANAKA 1789 X CHARTIER は白ワインと同様約10度が適温と考え造られています。